子どもを「見る」ことについて

子育て応援「はぐプラス」です。

あなたはお子さんをどのように見ていますか?

先日この「見る」ということを考えさせられた出来事がありました。

ある時地域のゴミリサイクルに新聞紙やペットボトルを捨てに行った時の話です。

わが街にはこういった場所がいくつもあります。
私はこの場所は係の人の言葉使いが結構きついのであまり使用しないようにしています。
その時は通りすがりだったため仕方なく利用しました。

私のすぐ後にビン、缶、本、新聞紙、電池などのいろいろな種類の物を持ってきた人がいたんです。
係の人がその方が移動するごとに
「それはそこじゃない!」「プラスチックの蓋ははめたままでは入れてはいけない!」など
周りのみんなに聞こえる大きな声で指示していました。

何だかその言葉を聞いてる私も暗〜い気持ちになりました。
やっぱり面倒でも違う場所を利用しようと思いました。

次の時からはいつもの場所にしました。

ここはリサイクルを持っていくと、係の人は少し離れた所から見ていて、どこに入れたらいいのかと迷っていると近くにきて、穏やかな声で教えてくれます。

また車から重たい物を運んでいると、手伝いましょうかと声をかけてくれ、大丈夫ですと言うとサッと離れていきます。

これを体験して、以前勉強会で教えていただいた
「見る」ことには二通りありますの話を思い出しました。

一つは「観察する 」
観察とはそれがどのような様子なのか、どんな状態なのかをありのままに見ること。
いつも利用しているゴミリサイクル場の係の人の見方です。
さらには必要な時に手助けもしてくれます。

もう一つは「監視する」
何か間違いをするんじゃないかな、悪いところはないかなと、見張っていることです。
こちらはもう一方の場所です。

子育てにおいても、こうあって欲しいという願いから、見てるけどついそれが監視になってしまうことがあります。

お子さんをどのように見ているかを少し振り返ってみてくださいね。

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