てんしのいもうと
子育て応援団「はぐ☆プラス」です。
みなさんは「コウノドリ」を観ていますか?
これはTBSの金曜日22時から放映されている医療ドラマです。
ジャズピアニストの顔をもつ産科医・鴻鳥(こうのとり)先生の勤務する産婦人科病院での
さまざまな出来事や出産にまつわるお話です。
今は第二期作となっています。
このドラマを見ていると
無事に赤ちゃんが生まれてくれたことはほんとうにありがたいことなのだと痛感させられます。
今子育てをしているママたちの中にもいろいろな経験をされている方もいらっしゃるかもしれませんね。
ママたち大人だけでなく上の子がそういった経験をすることもあります。
その経験を小学1年生の松橋一太君が作った文がいつもありがとう作文コンクールで
昨年最優秀賞をとりました。
私はこの文を読み心打たれました。
それをまた一太君が朗読する映像を見てさらに感動しました。
コウノドリを見てこのことを思い出したのでここに紹介します。
てんしのいもうと
新潟県 1年 松橋一太
ぼくには、てんしのいもうとがいます。
よなか、ぼくは、おとうさんとびょういんのまちあいしつにすわっていました。
となりにいるおとうさんは、すこしこわいかおをしています。
いつも人でいっぱいのびょういんは、よなかになるとこんなにしずかなんだなあとおもいました。
すこしたってから、めのまえのドアがあいて、くるまいすにのったおかあさんとかんごしさんがでてきました。
ぼくがくるまいすをおすと、おかあさんはかなしそうに、はをくいしばったかおをして、ぼくのてをぎゅっとにぎりました。
いえにつくころ、おそらはすこしあかるくなっていました。
ぼくは一人っこなので、いもうとがうまれてくることがとてもたのしみでした。
おかあさんのおなかにいもうとがきたときいてから、まいにち、ぬいぐるみでおむつがえのれんしゅうをしたり、いもうとのなまえをかんがえたりしてすごしました。
ごはんをたべたり、おしゃべりしたりわらったり、こうえんであそんだり、テレビをみたり、いままで三人でしていたことを、これからは四人でするんだなあとおもっていました。
でも、はるやすみのおわり、トイレでぐったりしながらないているおかあさんをみて、これからも三人なのかもしれないとおもいました。
さみしくて、かなしかったけど、それをいったらおとうさんとおかあさんがこまるとおもっていえませんでした。
ぽかぽかのあたたかいひ、ぼくたちは、ぜんこうじさんへいきました。
いもうととバイバイするためです。
はじめて四人でおでかけをしました。
ぼくは、いもうとがてんごくであそべるように、おりがみでおもちゃをつくりました。
「また、おかあさんのおなかにきてね。こんどはうまれてきて、いっしょにいろんなことしようね。」と、てがみをかきました。
ぼくは、てをあわせながら、ぼくのあたりまえのまいにちは、ありがとうのまいにちなんだとおもいました。
おとうさんとおかあさんがいることも、わらうことも、たべることやはなすことも、ぜんぶありがとうなんだとおもいました。
それをおしえてくれたのは、いもうとです。
ぼくのいもうと、ありがとう。
おとうさん、おかあさん、ありがとう。
いきていること、ありがとう。
ぼくには、てんしのいもうとがいます。
だいじなだいじないもうとがいます。
朗読は
https://www.youtube.com/embed/7_NSxEuGsd4?rel=0
みなさんは「コウノドリ」を観ていますか?
これはTBSの金曜日22時から放映されている医療ドラマです。
ジャズピアニストの顔をもつ産科医・鴻鳥(こうのとり)先生の勤務する産婦人科病院での
さまざまな出来事や出産にまつわるお話です。
今は第二期作となっています。
このドラマを見ていると
無事に赤ちゃんが生まれてくれたことはほんとうにありがたいことなのだと痛感させられます。
今子育てをしているママたちの中にもいろいろな経験をされている方もいらっしゃるかもしれませんね。
ママたち大人だけでなく上の子がそういった経験をすることもあります。
その経験を小学1年生の松橋一太君が作った文がいつもありがとう作文コンクールで
昨年最優秀賞をとりました。
私はこの文を読み心打たれました。
それをまた一太君が朗読する映像を見てさらに感動しました。
コウノドリを見てこのことを思い出したのでここに紹介します。
てんしのいもうと
新潟県 1年 松橋一太
ぼくには、てんしのいもうとがいます。
よなか、ぼくは、おとうさんとびょういんのまちあいしつにすわっていました。
となりにいるおとうさんは、すこしこわいかおをしています。
いつも人でいっぱいのびょういんは、よなかになるとこんなにしずかなんだなあとおもいました。
すこしたってから、めのまえのドアがあいて、くるまいすにのったおかあさんとかんごしさんがでてきました。
ぼくがくるまいすをおすと、おかあさんはかなしそうに、はをくいしばったかおをして、ぼくのてをぎゅっとにぎりました。
いえにつくころ、おそらはすこしあかるくなっていました。
ぼくは一人っこなので、いもうとがうまれてくることがとてもたのしみでした。
おかあさんのおなかにいもうとがきたときいてから、まいにち、ぬいぐるみでおむつがえのれんしゅうをしたり、いもうとのなまえをかんがえたりしてすごしました。
ごはんをたべたり、おしゃべりしたりわらったり、こうえんであそんだり、テレビをみたり、いままで三人でしていたことを、これからは四人でするんだなあとおもっていました。
でも、はるやすみのおわり、トイレでぐったりしながらないているおかあさんをみて、これからも三人なのかもしれないとおもいました。
さみしくて、かなしかったけど、それをいったらおとうさんとおかあさんがこまるとおもっていえませんでした。
ぽかぽかのあたたかいひ、ぼくたちは、ぜんこうじさんへいきました。
いもうととバイバイするためです。
はじめて四人でおでかけをしました。
ぼくは、いもうとがてんごくであそべるように、おりがみでおもちゃをつくりました。
「また、おかあさんのおなかにきてね。こんどはうまれてきて、いっしょにいろんなことしようね。」と、てがみをかきました。
ぼくは、てをあわせながら、ぼくのあたりまえのまいにちは、ありがとうのまいにちなんだとおもいました。
おとうさんとおかあさんがいることも、わらうことも、たべることやはなすことも、ぜんぶありがとうなんだとおもいました。
それをおしえてくれたのは、いもうとです。
ぼくのいもうと、ありがとう。
おとうさん、おかあさん、ありがとう。
いきていること、ありがとう。
ぼくには、てんしのいもうとがいます。
だいじなだいじないもうとがいます。
朗読は
https://www.youtube.com/embed/7_NSxEuGsd4?rel=0