「AI時代の子どもの読解力」のお話を聞いてきました

子育て応援団の「はぐプラス」です。
昨日 AI時代の子どもの読解力というお話を聞いてきました。

お話してくださったのは大阪市の図書館に32年勤務され
その後大学でも講師をされてきた川上博幸先生です。
子どもの読者講座、市民学級支援など
児童サービス向上のために貢献されています。

今の社会にはコンピュータシステムはなくてはならない存在になっています。
その中でも人口知能は飛躍的に進歩しています。
近年はディープラーニングという仕組みが開発され
データの特徴を自ら学習できるようになったそうです。

こんなさまざまな機能を持つ人口知能ですが
できないこともあるそうです。
それは読解力に必要な力の中の6つの内の4つです。

生活体験や常識などさまざまな知識を総動員して
 文章の意味を理解する推論
・文章と図解を比べて内容が一致しているかを認識する能力
・2つの違った文章の意味が同じかどうかの同義文判定
・定義を読んで一致する具体例を認識する具体例同定

 AIにはできないけど人間にはできる。
人間って素晴らしい能力があることも改めて感じました。

その読解力が今落ちているとのことです。
昨年出版された
『 AI vs 教科書が読めない子どもたち』にも
その読解力について詳しく書かれています。
興味ある方は読んでみてくださいね。

では読解力を身に着けるにはどうしたらいいのか

川上先生から
読解力を育てることのひとつとして
乳幼児期の遊びや喜怒哀楽の獲得
言葉、発信、耳からの読者などが
必要だと教えていただきました。

これは読解力のみならず
子どもの心と体を育てていく中で
大切なことと一致しています。

乳幼児期の経験って
ほんとに大切だと改めて感じました。

この時期を親子にとって生活しやすく
有意義な時間にできるように
今後も寄り添いっていきたいなと思いました。

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